ヴェローナ・グルメツアー

食から風土や文化を学ぶことが出来ます。 ヴェローナのウォーキング・フードツアーはランチやディンナーとして、飲食を楽しみながら市街を巡るグルメツ アーで す。ガイドと一緒にカフェ、バー、オステリア、総菜店、コーヒーロースター店、その他専門店を訪れお召し上がり頂きます。地元の人々が食事を したり食材の買い物をする場所は、旧市街の小さな広場や路地裏にもあります。私達のフードツアーは、地元のワイン、チーズ、ハム、パスタや惣 菜、菓子やケーキ、コーヒーなど伝統的な料理をテイスティング体験できます。 ヴェローナの地元スタイルや雰囲気を堪能しませんか?

食前酒 / アペリティーボ

アペリティーボは、食前のお楽しみ。軽いつまみや惣菜をあてに、ワインやスパークリングワインを飲みます。 イタリア、特に北部では日常的な事です。イタリアでは特に週末、気の知れた友人が広場に集まると、夕食をとらずにバーのカウンターで長いアペ リティーボを過ごすことになります。ヴェローナ を含むヴェネト州では食前酒に合わせ、チケッティと呼ばれるグリッシーニ、スライスしたパン、グリルしたポレンタに様々な惣菜をトッピングしたものをよくつまみます。 最も伝統的なものには、生ハムとサラミ、バッカラマンテカート(鱈クリーム)、コテキーノ(豚の柔らかいソーセージ)、スフィラッチディカ バッ ロ(ドライスモークした馬肉を細切りしたもの)、アンチョビ、オリーブペーストなどがあります。 これらに合わせるワインはSoave、Custoza、Prosecco、またはスプリッツ(1/3スパークリングワイン、1/3 AperolまたはCampari、1/3ソーダ)がおすすめです。

第一の皿 プリモ・ピアット

イタリア北部で伝統的な第一の皿は、米、トルテリーニ、ポレンタ、ニョッキ、ビゴリなどです。 ヴェロネーゼ料理の代表的な料理の1つは米を使ったリゾットです。特に、アマローネ(地元の代表的なワイン)のリゾット、タスタサル(スパイ スの効いたフレッシュソーセージ)のリゾット、またはラディッキオ(レッドサラダの一種)のリゾットです。
イタリアには、トルテッリーニとラビオリ(詰めものをしたパスタ)のバリエーションが豊富です。中でもヴェローナ県にあるヴァレッジョ・ス ル・ミンチョ 村のトルテリーニが有名です。特徴は、シルクの生地を連想させるほど薄いパスタのシートです。伝説によると、ヴァレッジョのトルテリーニは、川の妖精が愛の証 として人間の恋人に贈ったシルクのスカーフを結んだ形がモチーフになったと言われています。
ヴェローナでは第一の皿としてのポレンタ(とうもろこし粉を調理したもの)は、一般的に柔らかくクリーム状です。 チーズやソップレッサ(ガーリックサラミ)、キノコ料理やタラの煮込み、イカとグリンピースの煮込みと一緒に温かい状態で添えられます。
ニョッキ(ジャガイモを使った団子状のもの)は、ヴェロネーゼの典型的な伝統料理の1つです。ヴェローナのカーニバル時期の最も大切な日に関 係します。カーニバルの大切な日はイタリアの他の地域は火曜日ですが、ヴェローナは金曜日です。Venerdì Gnocolar(ニョッキの金曜日)と呼ばれ ています。仮装パレードの後、参加した人々はニョッキとワインで盛大に祝います。
もともとパスタは南イタリアの料理でしたが、今はスパゲッティやショートパスタを使用した郷土料理が北部にもあります。
ヴェローナ料理にはビゴリというパスタの種類があります。濃厚なソースを絡ませて食べる太めのモチっとした食感のスパゲッティです。ウサギ、 チ キン、カモまたはロバのミートソースが一般的です。
手作りのタリアテッレ(ヌードル)も人気があります。これは、ラグーまたは鶏レバーを使ったスープをわせます。

第二の皿 セコンド・ピアット

前菜と第一の皿に続きメインとなるセコンド・ピアットは肉料理が一般的です。ベジタリアン向けの料理もあります。 ヴェローナの郷土料理で代表的なボリートミストは、鶏、豚、牛の肉を茹で、マスタードや特別な Pearàというソースが添えられています。 骨髄、トーストしたパン粉、スープ、コショウをたっぷり使ったソースです。 Pearàは、ヴェローナの魂と言われています。発祥は古く、中世の伝説からきています。
ヴェローナのもう1つの名物料理は、ポレンタを添えたパスティサダ・デ・カバッル(馬肉の煮込み)です。歴史的な戦いの伝説により生まれたと 言わ れています。
様々なチーズやハムやサラミなどもよく選ばれます。 モンテベロネーゼは、ヴェローナの最も代表的なチーズです。放牧で育てられた乳牛から作られ、新鮮で、中くらい〜非常に長い熟成の種類があり ます。チンブロ、ヴェルデヴェーヤ、グラナパダーノ、ワインとワイン粕で熟成されたさまざまなチーズは、ヴェローナの乳製品の豊富さを物語っ てい ます。 MontagnanaとSoaveは、優れたDOP(保護原産地呼称)のプロシュートクルード(生ハム)を生産しています。 DOPマークは、食品における産地と品質の保証を示す名称です。

デザート

甘党の方も大満足なヴェローナ。ヴェローナ菓子は非常にシンプルで、家庭的で伝統なものです。
ヴェローナで生まれたパンドーロ。今では、イタリアのクリスマスを代表するお菓子の1つです。
また、もともとはマントヴァ発祥ですが、アーモンドの入ったドライケーキのスブリソロナはヴェローナでも人気の菓子でレチョートワインとの相 性も抜 群です。
トルタ・ルッサはロシアのケーキという名前にもかかわらず、ヴェローナ を代表する菓子です。名前の由来は、形がコサックの帽子を連想させることからです。アーモンド、クルミ、砕いたヘーゼルナッツを生地に練り込み作られています。
ザレッティ(トウモロコシ粉とレーズン、松の実で作られた柔らかいパンケーキ)、リジーニ(甘いライスのミニタルト)などは、一般的に朝食と して食べるお菓子ですがヴェローナの多くの菓子店でいつでも味わうことができます。

コーヒー

美味しいエスプレッソコーヒー無くして食事を終えるイタリア人はいません。
ヴェローナにはコーヒーロースターの会社が多いですが、ほとんど郊外にあります。中心部には、焙煎、テイスティング、ブレンド、醸造な どコーヒー製造のすべての段階を見学できるマイクロロースタリーがあります。 ヴェローナには多くのコーヒー会社がある上、沢山のカフェテリアがあり、多品種、様々な焙煎のコーヒー豆で作られたエスプレッソやカプチーノ を楽しむことができます。

特定の食材や飲み物に特化したツアーも可能です。オリーブオイル、グラッパ、チーズ、ハムなどの1つのテーマで巡るフードツアーです。また は、組み合わせも可能です。 私たちフード観光ガイドは、観光、食とワインににも精通しており、ソムリエやテイスティング技術をもつ者がワインや食文化をご紹介致します。 ヴェローナフードツアーは、お客様のお好みに合わせたカスタマイズが可能です。お好きなもの苦手なもの、ご興味があるものなどお気軽にお伝え 下さい。 私たちは、お客様に合わせたフードツアーを作成いたします。

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